
生成AIの登場に代表されるテクノロジーの急速な進化により、社会や生活、そして教育のあり方に大きな転換期が訪れています。同時に、少子化の進行や共働き世帯の増加などにより、家族のかたちも大きく変わろうとしています。
そうした時代のなかで、子どもたちが家族といるときのように安心して過ごすことができ、なおかつ学校では得られない学びや経験得ることの出来る、家庭と学校以外の「第三の居場所」の必要性が、今まさに高まっています。
このような背景をふまえて開校するのが、STEAM教育と野外学習を柱に据えた学童保育『原山アフタースクール tanemo』です。
私たちのアフタースクールの原点には、70年以上にわたり地域に根ざした幼児教育を実践してきた「原山幼稚園」の存在があります。
その教育方針は、「けんこうで あかるく どりょくする こども」。
心身ともに健やかで、明るく、仲間とともに前向きに努力する子どもを育む――。この理念を受け継ぎながら、tanemoは、子どもたちが安心して、自分のしたい学びと体験を思う存分にできる、実験工房のような場となることを目指しています。
幼児期に育まれた感性や想像力、共感する心や主体性は、子どもたちの内にある、世界に新たなものを創造する力を秘めた「種」とも言えるでしょう。
その種を大きく育て、しっかりと根を張り、やがては「幹」――すなわち、自ら考え行動し、どんな状況でも力強く生き抜く“自律した存在”へと成長していく。
そんな子どもたち一人ひとりの想いに寄り添い、その成長を支え、育む「大地」のような存在でありたい。
それが、私たちtanemoの願いです。
今、教育界で世界的に注目されている「STEAM教育」。
Science(科学)・Technology(技術)・Engineering(工学/ものづくり)・Art(芸術/リベラルアーツ)・Mathematics(数学)の5領域を横断的に学ぶことで、創造性や論理的思考力、課題解決力を育む教育アプローチです。
日本でも文部科学省が「未来の教室」プロジェクトや新学習指導要領の中で探究学習やSTEAM教育の推進を掲げており、教育現場では探究心を軸とした深い学びの実現が求められています。
AIの進化など社会の変化が加速する今だからこそ、未来を生きる子どもたちにとって、このような学びの場の必要性は一層高まっています。
『原山アフタースクールtanemo』では、
「STEAM」+「OUTDOOR」=「STEAMO教育」 をコンセプトにしたこれからの学びにふさわしい放課後の探究環境を提供していきます。
理数的思考や創造性を育てるSTEAM教育と、自然や地域を舞台にした実践的な学びを融合させることで、室内にとどまらず、自然や地域社会そのものを“学びのフィールド”として活用します。
屋内外を行き来しながら、子どもたちが「なぜ?」「どうして?」と自ら問いを見つけ、調べ、考え、試し、表現し、遊びのように夢中になりながら、探究心や創造力がぐんぐん育っていく。そのような未来につながる学びの場を、私たちは大切にしています。